明治生まれの俳人「橋本多佳子」の娘さん(多分間違いない筈です)が教室に持って来られた明治生まれの立ち雛。これを描かせて頂いたのは20年も前のこと。当時私は俳句に全く関心がなくその女流俳人がどんな方かを知ろうともしませんでした。最近夫が俳句に親しみ始めたので尋ねてみたら「それは橋本多佳子だろう」と即返。その時描いた絵が長い間ファイルに収まっていたのを取り出して、しげしげと眺めると今様の雛と味わいが違います。私も知らない世界を歩んで来られたお雛様のようです。(2021-2-17載〉

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